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環境ニュース[国内]

電源開発、洋上風力発電システムの実証研究を北九州市沖合でNEDOと共同で実施

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2011.08.31 【情報源】企業/2011.08.25 発表

 電源開発(Jパワー)は、洋上風力発電システムの実証研究を北九州市の沖合で、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同で実施する。比較的浅い海底に風車を固定する着床式の洋上発電設備の設計、施工、運転保守技術の開発・実証と、設備が環境に与える影響調査を行う。2015年2月までを予定している。

 実証研究は、Jパワーが2009年8月から先行して取り組んでいる洋上風況観測システム実証研究の海域で実施する。北九州市の沖約1.3kmに位置し、水深は14.5m。この海域に羽根の部分の直径約83mの洋上風車を1基設置して、国内の環境に適した洋上風力発電システムを研究する。今後、必要な許認可や電力系統との連携など、準備を進める。

 洋上風況観測システム実証研究は、NEDOの委託事業として独立行政法人港湾空港技術研究所などと共同で2014年2月まで実施する予定で、洋上風況観測塔を設け、風況、波浪などを把握する。今回の洋上風力発電システムの実証研究では、この観測システムで得られる気象や波のデータを活用して技術開発・実証するとともに、環境への影響を調べる。

 洋上風力発電システムの実証研究は、NEDOが共同研究先を公募し、審査を経てJパワーに決まった。東日本大震災の津波による福島第一原子力発電所の事故を機に、再生可能エネルギーへの注目が一層高まっている中、Jパワーは将来期待される洋上風力発電の実用化に向けて研究を推進する。【電源開発(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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