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積水化学工業、停電時の太陽光発電自立運転の利用実態調査で安心感のコメント

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2011.08.24 【情報源】企業/2011.08.18 発表

 積水化学工業は、同社の住宅商品、セキスイハイムで太陽光発電を搭載している住宅のユーザーを対象に、太陽光発電システムの自立運転モードの利用実態調査を実施した。3月の東日本大震災直後の停電や、関東地区での計画停電で自立運転モードが見直され、安心感につながった、などのコメントが寄せられた。使用経験は被災地のエリアでは67%、計画停電地域では33%となった。

 調査は7月13〜20日にメールでアンケートし、被災地域153、計画停電地域329、その他地区636の計1118件の回答があった。自立運転モードは、電力会社から電力が供給されなかった際、太陽電池が発電している間に専用コンセントで電力が利用できる仕組み。その他地区での使用経験は5%と低かったが、被災地域や計画停電地域では比率が高く、特に宮城、岩手両県に限ると94%が使っていた。

 停電時に自立運転モードで動作させた機器は、被災地域では携帯電話が83%でトップとなり、炊飯器51%、テレビ40%と続く。計画停電地域はテレビ26%、携帯電話24%、冷蔵庫22%の順。その他地区は、冷蔵庫39%、携帯電話32%、テレビ13%。被災地では特に通信と食に関して利用されていた。その他の地区は停電を想定して使える機器を試した結果とみられる。

 感想では「非日常を日常のように振る舞うことができ、安心につながった」「携帯電話の充電やおにぎり配りなど近所とのつながり深まった」といった声が寄せられた。半面、使えなかった機器もあり、大型テレビが映らない例や、大型炊飯器が炊けなかったり、洗濯機が脱水時に止まった、などの報告があった。自立運転で発電した電気を夜使いたいとの意見も多く、蓄電池への期待の高さもうかがえた。【積水化学工業「】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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