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環境ニュース[国内]

東京電力、川崎市臨海部に建設した出力7000kWの「浮島太陽光発電所」の運転開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2011.08.15 【情報源】企業/2011.08.10 発表

 東京電力は、川崎市川崎区の臨海部に建設した最大出力7000kW(7MW)の大規模太陽光発電所「浮島太陽光発電所」の運転を始めた。同発電所に隣接し、同市が運営する太陽光発電などのPR施設「かわさきエコ暮らし未来館」もオープンした。東電は、同発電所と合わせて同区の臨海部に最大出力1万3000kW(13MW)の「扇島太陽光発電所」の建設も進め、12月に運転開始する予定になっている。

 浮島太陽光発電所は、同市が所有する約11haの土地に東電が2010年4月から建設してきた。約3万8000枚の太陽電池モジュールを使っており、最大出力7000kWで約740万kWhの年間発電電力量を見込んでいる。これは、一般家庭約2100世帯分の年間使用電力にあたり、CO2排出削減量は年間3100t。東電が18年間運営する。東電は自社のウェブサイトで、同発電所の発電状況や日射の強さなどのデータ公開も始めた。

 かわさきエコ暮らし未来館は、太陽光発電の普及啓発と、同市の環境への取り組みを紹介する目的で造った。再生可能エネルギー、温暖化、資源循環の3つのテーマを中心にした体験型の学習施設で、展望スペースから浮島太陽光発電所を見学するツアーも実施する。同市は同未来館と同発電所を活用しながら、太陽光発電など再生可能エネルギーの導入促進や、実証の取り組みを強化する。

 建設中の扇島太陽光発電所は、浮島太陽光発電所とかわさきエコ暮らし未来館がある浮島の西、東扇島をはさんだ扇島に位置する。東電が所有する約23haの敷地に約6万4000枚の太陽電池モジュールを設置する。最大出力1万3000kW、年間推定発電電力量約1370万kWh、CO2排出削減量は年間約5800t。浮島太陽光発電所と合わせると、最大出力は2万kW(20MW)、年間発電電力量は約2110万kWhとなる。【東京電力】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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