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環境ニュース[国内]

2002年版の「環境会計ガイドライン」を公表

エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2002.03.28 【情報源】環境省/2002.03.28 発表

 環境省の環境会計ガイドライン改訂検討会は2002年版の「環境会計ガイドライン」をとりまとめ、公表した。
 環境会計は、事業の中での環境保全活動のコストや保全活動により得られた効果を、貨幣単位または物量単位で定量的に把握・分析し、公表するための仕組み。事業者にとっては、自社の環境保全への取組みを効率的・効果的なものにしていく経営管理上の分析手段として利用でき、企業の外にいる利害関係者にとっては、企業の環境保全活動みを理解するための有効な情報として利用できる。ただし現状では、統一的な算定手法はまだ確立していない。
 環境省では、環境会計に関する統一的な枠組み構築を目標に、2000年5月に「環境会計システムの導入のためのガイドライン(2000年版)」をとりまとめ、普及を図ってきた。
 今回の2002年版は、企業における実務面での進展、国連持続可能開発部など海外での調査研究、環境省による「環境報告書ガイドライン」「環境パフォーマンス指標ガイドライン」の策定など、環境会計周辺の2000年版公表以降の成果を踏まえ、内容の改訂を行ったもの。
 なお改訂にあたっては、(1)外部への報告を念頭に置いた開示項目の明確化、(2)環境保全コストの内容の精緻化、(3)環境保全効果の体系化、(4)環境保全対策に伴う経済効果の体系化−−の4点に重点を置いて、策定を行った。【環境省】

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