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環境ニュース[国内]

豊島の廃棄物の中間処理担う施設整備も 香川県・直島町のエコタウンプランを承認

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2002.03.28 【情報源】経済産業省/2002.03.28 発表

 経済産業省と環境省は、平成14年3月28日に香川県・直島町のエコタウンプラン(環境と調和したまちづくり計画)「エコアイランドなおしまプラン」を承認した。
 エコタウン事業は、廃棄物のゼロ・エミッションへの取り組みを中心とし、既存の枠にとらわれない先進的な環境調和型まちづくりを推進することを目的として平成9年度に創設された制度。承認を受けた場合、プランに基づき実施される中核的な事業について、国が総合的・多面的な支援を実施することになっており、「エコアイランドなおしまプラン」は全国で15番目に承認されたプランとなった。
 直島は瀬戸内海の美しい自然環境に恵まれた島。文教地区計画に基づいて整備された美しい教育施設群や安藤忠雄氏の設計によるコンテンポラリーアートミュージアムを含む直島文化村の存在で有名であるが、東洋一の金精製量を誇る三菱マテリアル直島製錬所や関連企業が立地する工業地区も整備されている。
 直島のエコタウンプランで特に注目されるのは、大量の産業廃棄物不法投棄が見つかった同じ瀬戸内海の豊島の廃棄物を三菱マテリアル直島製錬所内に建設する溶融プラントに受け入れ、中間処理するとしている点。計画では、この豊島の産廃処理事業に加え、溶融飛灰から塩素を分離して再資源化する施設やシュレッダーダストに含まれる有価金属を濃縮して取り出す最先端のリサイクル施設を整備し、先進的なリサイクル産業の展開を計画している。
 なお、島の自然や直島文化村などの従来の観光資源と、これらのリサイクル施設を関連づけ、直島全体を環境の島と捉えたエコツアーの誘致なども構想されており、最終的に自然・文化・環境などが調和したまちづくりが目指されている。【経済産業省】

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