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環境ニュース[国内]

前橋市 全国初、水力発電で充電 EV用充電設備の提供開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2011.06.15 【情報源】地方自治体/2011.03.24 発表

 地域特性を生かした自然エネルギーの導入に力を入れる前橋市は3月9日、水力発電による電気の一部を使った電気自動車(EV)用充電器を設置し、設備の提供を開始した。市によると、水力発電から直接送電してEV用充電器に活用するのは全国で初めて。充電器は市役所近くの旧教育資料館駐車場(同市大手町)で当面の間、無料開放している。
 水力発電設備(最大出力500W)は、駐車場から約70m離れた市立桃井小学校正門脇の矢田川に設置され、発電した電力が普通充電器に供給される仕組み。発電設備の一部は透明の板で覆われ、水の流れでモーターが回る様子を観察できるように工夫されている。
 充電器は、急速充電器(20kW)1基と普通・倍速充電スタンド(コンセント)が2基(4台分)。
 市では、EV普及に向け率先して貢献するとともに、「子供の環境学習にも役立つ」と期待している。水力発電は、気候に左右されやすい太陽光・風力発電より効率的で安定した発電が見込まれることから、東日本大震災を踏まえた地域に根差した小規模分散型発電として、今後の設備運用状況をみて普及が図れるかどうか見極める構えだ。 環境政策課 TEL:027-898-6292 【前橋市】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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