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環境ニュース[国内]

和歌山県 使用済み古紙を100%再生紙に 県が新装置をモニター使用

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2011.02.15 【情報源】地方自治体/2010.12.22 発表

 オフィスで古紙から再生紙を製造できる小型製紙装置「RECOTiO(レコティオ)」をデュプロ精工(紀の川市)が開発し、和歌山県が庁舎内でモニター使用を始めた。県は「環境保全に対し大きな効果が期待できる」としている。
 装置は2009年度のわかやま中小企業元気ファンド事業を活用し開発された。小型の製紙装置としては世界で初めてトナー除去装置を搭載しており、再生した紙がほぼ純白なのが特徴。シュレッダー後の紙を水で溶かして再生するので、上下水道と電源さえあれば運用でき、特別な補給品なども不要。コスト面では、A4用紙1枚の再生で24銭と、市販の100%再生紙(同1円)より76銭安い。
 再生による二酸化炭素(CO2)削減量は、新品の紙を購入する場合に比べ65%カットでき、通常運用で年間88本の植林に等しい効果があるという。
 県は県庁北別館地下1階に設置し、庁内の使用済みのコピー用紙類を処理する実証実験を3月中旬まで続ける予定。 商工観光労働部企業政策局企業新興課 TEL:073-441-2760 【和歌山県】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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