南西石油製のＬＰガス、販売停止解除へ

【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2002.03.12 【情報源】原子力安全・保安院／2002.03.12 発表

　平成１４年３月１２日、資源エネルギ−庁と原子力安全・保安院は、沖縄県の南西石油（株）と沖縄県知事に対し、同社のＬＰガス出荷再開と沖縄県内ＬＰガス販売事業所での同社製ＬＰガスに対する販売停止解除を差し支えないとする回答を示した。
　南西石油が製造したＬＰガスは、平成１３年１２月１６日に、無機水銀が異常な濃度で含有していたことが判明。同社製のＬＰガスについては販売停止・回収が指示されていたが、同社ではすでに原因究明、水銀濃度低下策を実施済みで、ＬＰガス中の水銀濃度も現在は他社製のものと同程度まで低下しているという。
　なお今回の回答は、平成１４年３月７日に、南西石油（株）と沖縄県知事からＬＰガス出荷再開と販売停止解除についての要請・意見照会が行わたことに対して示されたものであるが、（１）南西石油が再発防止策の実施と水銀濃度管理を厳格に行うこと、（２）沖縄総合事務局・沖縄県が同社が製造・出荷するＬＰガスの性状について適切に管理する−−という条件もつけられている。【原子力安全・保安院、資源エネルギー庁】