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環境ニュース[海外]

ドイツ、温暖化対策のために鉄道貨物交通への更なる投資が必要とする報告書を発表

大気環境 交通問題】 【掲載日】2010.08.24 【情報源】ドイツ/2010.08.12 発表

 ドイツ連邦環境庁は、8月12日、研究報告書「鉄道網2025/2030−実効性を持つ鉄道貨物交通の拡張コンセプト」を公表した。これは、ドイツ連邦環境庁が、KCW社に委託して実施したもので、温暖化対策を実施する上で、鉄道貨物交通に更なる投資が必要であることを結論としてまとめている。
 研究報告書では、鉄道貨物交通の輸送能力を2025年までに2130億トンキロメートルにするために必要な対策を示している。この数値は、連邦環境庁の過去の研究(「持続可能な貨物交通戦略」)に基づいて制定した目標である。目標を達成するためには、725キロメートルの鉄道網を新たに建設・または拡張し、817キロメートルの鉄道網の効率を高めることが必要であり、さらに、追い越し路線や連絡線の建設といった多数の小規模の対策が必要であるとしている。これらの対策の実施に必要な投資は、110億ユーロである。
 鉄道貨物交通は、2003年時に貨物交通の15.7%に相当する850億トンキロメートルであったが、2008年には1160億トンキロメートル(17.3%)に上昇していた。しかし、金融危機の影響を受け、この数値は、現在は後退している。【ドイツ連邦環境省】

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