一般財団法人環境イノベーション情報機構
ディーゼルトラック・バスの排出ガスの規制強化へ 意見募集開始の中環審第10次答申案
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2010.06.25 【情報源】環境省/2010.06.22 発表
中央環境審議会大気環境部会は平成22年6月22日までに、「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について(第10次答申)」案をまとめ、この案について7月21日まで意見募集を行うことにした。答申案は「ディーゼルトラック・バスの排出ガス規制の強化(16年目標)」及び「E10対応ガソリン車の排出ガス基準等」を定めるもの。
ディーゼルトラック・バスの排出ガス規制の強化(16年目標)では、NOx目標値を09年排出ガス規制(ポスト新長期規制)から約4割削減(0.7g/kWh→0.4g/kWh)する。その他の物質(CO、NMHC、PM)はポスト新長期規制と同じとすることを提言している。
またE10対応ガソリン車の排出ガス基準等では、エタノール燃料蒸発ガス低減対策として燃料配管をエタノールが浸透しにくいものとすること等により、現行ガソリン車の燃料蒸発ガス規制に適合させる。また、自動車排出ガス低減対策として、含酸素分0〜3.7質量%の範囲でどの燃料が使用されても、現行ガソリン車と同じ排出ガス規制に適合させるとしている。
意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。【環境省】