袋入り簡易包装の食品を試験販売の結果公表

【ごみ･リサイクル リサイクル】 【掲載日】2010.05.25 【情報源】環境省／2010.05.20 発表

　環境省は、平成22年3月22日〜28日に埼玉県さいたま市のさいたまコープ「コープ南浦和店」において実施した袋入り簡易包装による食品の試験販売と消費者の意識調査について5月20日までに取りまとめ公表した。
　今回の取り組みは、リデュースやリユース品の利用による環境負荷の削減効果について消費者に情報提供等を行い、国民の具体的な行動に結びつけるためのもの。
　食品トレイで販売している「とりもも肉」について、一部、同一単価にて袋入り簡易包装による試験販売（実施期間中、約200〜300グラムの量を100袋程度）を行うとともに、消費者の意識調査（アンケート調査）を実施した。
　その結果、販売個数416個のうち、「袋入り包装商品」は112個で全体の26.9%であった。また、併せて実施したアンケート調査では、袋入り包装商品と食品トレイ入り包装商品との購入意向に係る比較項目においては、袋入りを選ぶとした回答者が47％であるのに対して、食品トレイ入りを選ぶとした回答者31％を上回った。
　袋入り包装商品を選ぶ理由しては、不要になった食品トレイを処分する手間の問題や持ち帰りの際にかさばることした意見が大半であった。一方で、食品トレイ包装商品を選ぶ理由としては、見栄えがすること、商品比較が容易であることや衛生面からの不安といった理由が支持要因となっていた。【環境省】