一般財団法人環境イノベーション情報機構
気象庁 2010年4月のエルニーニョ監視速報を発表
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2010.05.14 【情報源】気象庁/2010.05.11 発表
気象庁は、エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する2010年4月の太平洋赤道域の大気・海洋の状況と2010年11月までの見通しについて発表した。発表によると、各種の観測データとエルニーニョ予測モデルを用いた解析の結果から、エルニーニョ現象は前回と同様に春の内に終息し、秋にはラニーニャ現象が発生すると予測。
また、インド洋熱帯域の海面水温は、夏にかけて基準値より高い値が続くものの、秋には基準値に近い値に推移すると予測している。
なお、エルニーニョ現象の影響としては、4月の日本の天候では、西日本の多雨と寡照がエルニーニョ現象時の傾向と一致していた。
世界の天候では、、インドシナ半島、インド、マダガスカルの高温がインド洋熱帯域の高温時の特徴と一致していた。【気象庁】