一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成20年度末時点の浄化槽設置状況、合併処理浄化槽が全体の約35%に
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2010.03.15 【情報源】環境省/2010.03.15 発表
環境省は、平成20年度末における浄化槽の設置状況などを公表した。公表によると浄化槽の設置基数は、平成20年度末時点で約836万基となっており、その内、し尿と生活雑排水を合わせて処理する「合併処理浄化槽」が約290万基(約35%)、し尿のみを処理する「単独処理浄化槽」が約545万基(約65%)となっている。
平成20年度の「合併処理浄化槽」の新規設置基数は約15.4万基であり、廃止等分と合わせて平成19年度から約13万基増加となった。
なお、平成13年度以降は「単独処理浄化槽」の設置は原則禁止されている。
浄化槽設置後に浄化槽が所期の機能を発揮しているか否かを判定するために行う、浄化槽法第7条に基づく水質検査の受検率は89.9%であり、平成19年度に比べて2.0ポイント増した。また、浄化槽の維持管理が適正に行われ、機能が正常に維持されているか否かを判定するため毎年1回行う、浄化槽法第11条に基づく定期検査の受検率は27.2%(合併処理浄化槽のみでは48.5%)であり、平成19年度に比べて1.5ポイント(合併処理浄化槽のみでは1.5ポイント)増加した。【環境省】