一般財団法人環境イノベーション情報機構
保安林指定を倍増 「第5期保安林整備計画」変更案について意見募集を開始
【自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2002.02.18 【情報源】林野庁/2002.02.18 発表
林野庁は、森林・林業政策の転換を踏まえ、全国の218の流域ごとに定めた「第5期保安林整備計画」を一斉に変更するにあたり、広く意見を募集を実施する。意見募集期間は平成14年3月11日(必着)まで。今回の整備計画の変更は、森林所有者の自助努力だけでは適正な整備が難しい森林のうち、国土保全、水源涵養、自然環境保全といった公益的機能の発揮が要請される森林を積極的に保安林に指定するとの方針の下に実施されるもの。保安林に指定されると、土地の形質変更や伐採が規制されるため、森林保全を図ることができる。
新計画案では、平成9年から15年までに適用される「第5期保安林整備計画」での当初の保安林指定計画量86万haの倍以上の183万haの指定を予定。また、複層林(年種の異なる樹木で構成される森林)の育成など保安林での森林施業の方法も見直すこととしている。
なお、変更計画にあたっては今回提出された意見を考慮した上、保安林整備臨時措置法の規定により都道府県知事と林政審議会の意見を聞いて決定する。【林野庁】