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環境ニュース[国内]

アセトアルデヒド、フェノブカルブの室内濃度指針値案についての意見募集結果を公表

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2002.02.18 【情報源】厚生労働省/2002.02.15 発表

 厚生労働省では、平成13年11月2日から同11月30日まで実施した、「室内空気汚染に係るガイドライン案」「測定方法案」についての意見募集結果と、意見に対する同省としての「考え方」を公表した。
 この意見募集は、平成13年10月11日に開催された「第8回シックハウス問題に関する検討会」において検討されたの内容に基づき、アセトアルデヒドとフェノブカルブの2物質についての室内濃度指針値案と測定方法案について意見を聞いたもの。
 期間中14通の意見が寄せられ、このうち1通で複数の意見を述べているものを整理すると総意見数が34件となった。
 意見の内訳としては、アセトアルデヒドについての質問12件、フェノブカルブについての質問12件が最も多く、測定法についての質問4件、指針値全般についての質問3件、その他の質問3件−−が続いている。
 このうち「今回の2物質について、シックハウス症候群としての健康被害報告があるのか」という質問については、「シックハウス症候群自身の発生メカニズム全般が確定されていない現状のもと、指針値が策定された物質とシックハウス症候群との間に明確な対応関係は明らかになっていないが、現時点で入手可能な知見からこれらの物質の指針値を定めることにより、指針値を満足するような建材、住宅の提供や住まい方が普及し、多くの人の健康悪化回避が期待できる」と回答している。
 なお、アセトアルデヒド、フェノブカルブの室内濃度指針値については、平成14年1月22日に開催された厚生労働省「シックハウス問題に関する検討会」第9回会議で、同検討会の中間報告書の一部(第8・9回会議検討部分)がとりまとめられ、ガイドライン案どおり、アセトアルデヒド48μg/m3=0.03ppm、フェノブカルブ33μg/m3=3.8ppbの指針値が策定されている。【厚生労働省】

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