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環境ニュース[海外]

フランス 繊維製品や靴のリサイクルを支援する業界団体を活性化

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2009.12.04 【情報源】フランス/2009.11.25 発表

 フランスのジュアーノ閣外大臣(エコロジー担当)らは、不要になった繊維製品や靴のリユースリサイクルを促進する組織の効果的な運営について発表した。
 フランスでは、現在、不要になった繊維製品や靴が、年間、一人当たり11kg捨てられているが、そのうち、分別回収されているのはわずか15%、年間約1万トンに過ぎない。
そこで、繊維市場関係者、分別回収事業者、社会経済団体などが参加し、使用済みの繊維製品や靴のリユースリサイクルのために、繊維市場関係者が財政支援を行うことについて検討。繊維製品や靴の回収を支える団体を組織することが可能になった。
 ジュアーノ大臣らは、この夏、議会で可決されたグルネル第1法案に沿って、拡大生産者責任が実施に移されたことを歓迎。分別収集リユースリサイクルが進み、地方自治体が焼却・埋め立て処分していたものを削減できるようになるとしている。
 企業や流通関係者によって設立されたEco TLC社は、2009年3月に当局により認証された。繊維市場に責任を有する企業から集められた負担金は、分別ごみ1トン当たり69ユーロに上り、分別回収された繊維製品や靴の70%以上をリユースリサイクルする事業者に対して、支援金として支払われる。Eco TLC社と協定を交わした事業者は、2008年からの分別収集量に応じて、2009年から支援金を受け取っている。また、繊維ゴミの分別収集を行っている地方自治体に対しては、2010年から支援金が支払われる予定。
 ジュアーノ閣外大臣は、分別事業者と繊維市場関係者の参加により、使用済み繊維製品などのリユースリサイクルが発展することを確信しているという。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】

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