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環境ニュース[国内]

平成12年度「化学物質環境汚染実態調査」の結果をとりまとめ

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2002.02.08 【情報源】環境省/2002.02.08 発表

 環境省は、平成14年1月28日開催の中央環境審議会・化学物質評価専門委員会(鈴木継美委員長、東京大学名誉教授)での審議を経て、平成12年度の「化学物質環境汚染実態調査」の結果をとりまとめた。
 この調査は(1)水系・大気系の一般環境、底質、生物への化学物質残留性などを調査した「化学物質環境安全性総点検調査」、(2)化学物質審査規制法指定化学物質・第二種特定化学物質について環境残留性や人への暴露状況を調査した「指定化学物質等検討調査」、(3)生物、水質、底質トリブチルスズ化合物トリフェニルスズ化合物の汚染状況を調べた「有機スズ化合物に関する環境調査」、(4)PCB類・臭素化ダイオキシン類の環境汚染状況を調べた「非意図的生成化学物質汚染実態追跡調査」−−の4種類の調査から構成されている。
 このうち「非意図的生成化学物質汚染実態追跡調査」の臭素化ダイオキシン類の汚染状況調査は今回調査ではじめて実施されたもの。調査の結果、底質の調査地点36地点中5地点でごく微量の臭素化ダイオキシン類が検出されており、環境省では、臭素化ダイオキシン類に関する関連情報が現時点では少ないことから、毒性や暴露実態について更に知見を収集、解析するとともに、今後も環境中の存在状況把握を進める必要があるとしている(今後はダイオキシン類対策特別措置法を踏まえた調査研究事業の中で調査実施予定)。
 なお、これらの調査結果の詳細については、平成13年度版「化学物質と環境」(通称「黒本」)として公表される予定。【環境省】

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