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環境ニュース[国内]

WTO新ラウンド交渉がスタート 「貿易と環境」分野の交渉取り扱い機関が決定

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2002.02.06 【情報源】外務省/2002.02.02 発表

 2002年1月28日からジュネーブで開催されていたWTO(世界貿易機関)貿易交渉委員会(TNC)第1回会合で、2月1日午後(ジュネーブ現地時間)、今後の交渉の進め方についての基本的事項が合意され、新ラウンドが実質的に動き出すことになった。新ラウンドの交渉期限は2005年1月1日。
 今回の合意事項としては、(1)新ラウンドの議長をマイク・ムーアWTO事務局長とし、2002年9月からは新事務局長に就任するスパチャイ・元タイ副首相が議長を引き継ぐこと、(2)TNCの開催頻度を2、3ヶ月に1回とすること、(3)交渉の指導原則・慣行を支持すること−−の3点が決定したほか、(4)「農業」「サービス」「非農産品(鉱工業品)の市場開放」「知的所有権(ワイン、スピリッツの原産地表示の保護強化)」「既存貿易ルールの見直し」「紛争処理機能の改善」「環境と貿易」の7つの交渉分野を話し合う交渉取り扱い機関の特定がなされ、「貿易と環境」分野の交渉取り扱い機関としては、貿易と環境に関する委員会(CTE)の特別会合を新設の上、交渉を行うこととなった。
 なお、「実施問題(途上国のWTO協定上の義務の軽減)」については、今回は具体的な交渉機関が特定されなかった。【外務省】

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