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環境ニュース[国内]

小泉首相の第154回国会施政方針演説 中央官庁への太陽光発電装置導入拡充を提案

環境行政 行政資料】 【掲載日】2002.02.05 【情報源】首相官邸/2002.02.04 発表

 平成14年2月4日、小泉首相は衆・参両議院本会議で第154回国会での施政方針演説を行った。
 小泉首相はこの施政方針演説の中で、平成14年度を「今年は動き出した改革を一つひとつ軌道に乗せ、さらに大きな流れを作り出す『改革本番の年』」と位置づけた上で、「平成15年度から改革の成果を国民に示し、平成16年度以降は、民間需要主導の着実な経済成長が実現されることを目指す」と、改革の推進を「経済再生」につなげていく決意を語った。
 環境問題については、地球温暖化問題や都市再生に取り組み、「美しい環境に囲まれ、快適に過ごせる社会を子どもたちの世代に確実に引き渡さなければならない」と強調。地球温暖化問題については「今国会での京都議定書締結の承認と、必要な国内法の整備を目指す」とし、都市再生にあたっては「都市計画の規制を全て適用除外とし、民間事業者が自由に事業計画を立案できる新しい都市計画制度を導入、民間事業者に対する強力な金融支援などを実施する」との方針を示した。
 また、政府の取り組みとしては、首相の提案によりすでに実施が始まっている一般公用車の低公害車への切替え、各省庁の庁舎内食堂での食品廃棄物リサイクルに加え、「今年は中央官庁への太陽光発電装置の導入を約5倍に拡充する」と新たな目標を提案した。
 小泉首相は、施政方針演説の最後に昭和天皇が昭和21年正月歌会始に詠まれた歌を引用。「明治維新の激動の中から近代国家を築き上げ、第2次大戦の国土の荒廃に屈することなく祖国再建に立ち上がった、先人たちの献身的努力に思いを致しながら、我々も現下の難局に立ち向かっていこう」と呼びかけ、演説を締めくくった。【首相官邸】

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