「自動車基準認証国際化のためのアジア地域官民会議」インドネシアで開催される

【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2002.02.04 【情報源】国土交通省／2002.02.01 発表

　２００２年１月３０・３１日の両日、国土交通省の後援、インドネシア運輸通信省と（財）日本自動車輸送技術協会自動車基準認証国際化研究センター（ＪＡＳＮＩＣ）の共催により、「第６回自動車基準認証の国際化のためのアジア地域官民会議」が、インドネシア・ジャカルタで開催された。
　この会議は、国連欧州経済委員会の自動車基準調和世界フォーラム（ＷＰ２９）に、アジア諸国の参加を促すことにより、安全基準・環境基準を含む自動車の基準・認証制度の国際的な整合化を支援すること、アジア地域の健全なモータリゼーションの進展を目的に開催されているもの。
　今回の会議にはインドネシアのアグム運輸通信大臣ほか、アジア地域の１３の国・地域の政府関係者、自動車製作者等の民間団体関係者など約１４０名が参加し、ＷＰ２９の活動内容、参加体験について、ＷＰ２９参加国から説明が行われるとともに、「基準調和に関する重要性の認識の不足」「技術力の不足」「参加に係る資金的な困難性」など参加にあたっての障害とその解決策について、前回に引き続き検討が行われた。
　また、国連の相互承認協定（５８年協定）や世界的技術規則協定（９８年協定）の重要性、これらの協定加入を阻害する要因や解決策、将来の官民会議のあり方について議論が行われ、３１日には第１回から今回の会議までの会議の成果、各国の基準調和・認証の相互承認活動の目標などを盛り込んだ共同声明も採択された。【国土交通省】