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環境ニュース[海外]

2009年欧州モビリティ・ウィークを開催

大気環境 交通問題】 【掲載日】2009.09.28 【情報源】EU/2009.09.15 発表

 第8回目となる欧州モビリティ・ウィークが、9月16日から22日まで開催された。モビリティ・ウィークは、自動車に代わる、環境にやさしい移動手段(徒歩、自転車、公共交通機関、カーシェアリングなど)を提供し、人々の移動方法を変えることを目指すもの。
 2009年のテーマは「都市の気候の改善」。12月の気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)で、各国首脳が京都議定書に続く枠組みに合意することを目指しており、2009年は地球温暖化防止にとって極めて重要な年となる。
 今回の欧州モビリティ・ウィークでは、地球温暖化防止や生活の質の改善を目指す地域での活動の重要性に焦点を当て、持続可能な移動手段を促す様々な活動が実施される。
 ポルトガルのアルマダでは、9月18日にリサイクル可能なカン、ペットボトル等を持ってきた人に、公共交通機関の無料チケットを配布。また、気候変動に関する野外映画上映を行う。ハンガリーのブダペストでは、9月19日、20日及び22日をカーフリーデーとし、道路の一部を自動車侵入禁止にして、スポーツトーナメント、路上上映会、自転車レース等を行う。また、オーストリアのザルツブルグでは、電気自動車のデモンストレーション、人力車の走行、環境・交通関係のNGOの会合が開かれる。
 運輸部門は、エネルギー消費量の3分の1、温室効果ガス排出量の5分の1を占めることから、市民の意識を高め、別の移動方法を利用することで、この値を下げることを目指すという。
 なお、モビリティ・ウィークは2002年に初めて開催された時に比べ、参加都市が6倍になっている。2008年には39カ国から、2102都市、2億2000万人が参加。いまや、EUの枠組みを超え、ブラジル、ベネズエラ、カナダ、日本、韓国、台湾なども参加している。【欧州委員会環境総局】

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