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環境ニュース[海外]

アメリカ 自動車の燃費改善・CO2削減プログラムを提案

大気環境 交通問題】 【掲載日】2009.09.25 【情報源】アメリカ/2009.09.15 発表

 アメリカ運輸省(DOT)と環境保護庁(EPA)は、自動車の燃費を改善し、CO2排出量を削減する歴史的なプログラムを共同で提案した。
 このプログラムには、EPA温室効果ガスプログラムに基づく、アメリカ初のCO2排出基準と、運輸省の米国高速道路交通安全局(NHTSA)の企業平均燃費基準(CAFE)プログラムに基づく燃費の基準が盛り込まれている。
 対象となるのは2012年型車〜2016年型車で、毎年、約5%ずつ燃費を改善し、2016年型車では乗用車全体で1ガロン当たり35.5マイル(1リットル当たり約15km)を達成する見込み。また、CO2排出量も2016年型車で平均1マイル当たり250グラム(1キロメートル当たり約156グラム)という目標を目指す。
 提案された基準が適用される自動車は、アメリカの運輸関連の温室効果ガス排出量の約6割を占め、2030年には、これらの基準がなかった場合と比較して、乗用車からのCO2排出量を21%削減できるという。これは、自動車4200万台分の排出量に相当。
 なお、新たな燃費基準により、2007年に議会を通過した企業平均燃費法の目標(1ガロン当たり35.0マイル)は4年前倒しで実施されることになる。
 自動車の持ち主も、燃料代を節約できるので、自動車の価格が上昇した分を3年ほどで回収できるという。2016年型車を購入した場合は、3000ドル以上燃料代を節約できる見込みだ。
 NHTSAとEPAでは、連邦官報への提案掲載後、60日間にわたって、パブリックコメントを募集する。【EPA】

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