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環境ニュース[海外]

ドイツ 中古車廃車ボーナスは自動車の環境配慮を促進

大気環境 交通問題】 【掲載日】2009.09.15 【情報源】ドイツ/2009.09.05 発表

 ドイツ連邦環境省は、9月5日、研究報告書「中古車廃車ボーナスプログラムと環境」を発表した。これは、連邦環境省が、ハイデルベルク・エネルギー・環境研究所に委託して実施した研究で、中古車廃車ボーナスプログラムの環境影響について調査したもの。中古車廃車ボーナスは、連邦政府の景気対策のひとつであり、新車登録後9年以上の中古車を廃棄処分し、環境基準を満たす新車、または登録1年以内の自動車を購入した際に、2500ユーロのボーナスが支給されるというもの。研究報告書の概要は下記のとおり。
●新車購入と入れ替えに廃棄された中古車の使用年数は平均14年。
●中古車を新車に交換することにより、粒子状物質排出量は99%削減、NOx排出量は87%削減、CO排出量は74%、CO2排出量20%減少した。
●新車は中古車と比較すると環境負担が少ないが、まだ利用できる中古車を通常の1年以上前に廃棄する傾向がでてきた。
●自動車購入の際には、中古車よりも、小型で最新型の効率の高い自動車を購入するケースが多かった。新規購入の85%が小型車であった。
【ドイツ連邦環境省】

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