一般財団法人環境イノベーション情報機構
違法伐採、気候変動交渉などで意見交換 第5回日中林業担当局庁の長による定期対話
【地球環境 森林の減少】 【掲載日】2009.08.26 【情報源】林野庁/2009.08.26 発表
平成21年8月21日、中国・北京市の中国国家林業局で、島田・林野庁長官と賈治邦・中国国家林業局長による、第5回「日中林業担当局庁の長による定期対話」が開催された。この対話は、17年から原則年1回、両国で交互に開催することになったも。
今回は[1]国内政策の課題と対応、[2]違法伐採問題、[3]二国間協力、[4]気候変動交渉、[5]木材輸出(木材産業振興)−−などが議題となり、このうち、違法伐採問題については、本年6月の第2回日中ハイレベル経済対話における議論を踏まえ、違法伐採及び関連する貿易への対策についての協力を深めていくことで一致した。
また、気候変動交渉については、途上国の森林減少問題に関連し、持続可能な森林経営が果たす役割の重要性について理解を共有した。また日本側より、ポスト京都の枠組みの中で吸収源としての森林の機能が適切に位置づけられるよう理解を求めた。
この他、2010年の国際生物多様性年を控え、森林における生物多様性の重要性について認識が一致した。また、10月にアルゼンチンで開催される世界林業会議への貢献について意見交換を行った。【林野庁】