一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成11年度の産廃排出・処理状況 処分場の残存年数3.7年に
【ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2002.01.25 【情報源】環境省/2002.01.25 発表
環境省では平成14年1月25日に、平成11年度の産業廃棄物の排出・処理状況の調査結果を公表した。平成11年度の全国の産業廃棄物の総排出量は約4億トンで、平成10年度に比べ、約800万t(約2%)減少した。
業種別排出量では、平成10年度と同様、農業(総排出量中23.0%)、電気・ガス・熱供給・水道業(同22.6%)、建設業(同19.1%)、パルプ・紙・紙加工品製造業(同6.6%)、鉄鋼業(同6.4%)、鉱業(同4.4%)の上位6業種が総排出量の約8割を占め、また、廃棄物の種類別排出量も、平成10年度と同様、汚泥(46.8%)、動物のふん尿(22.9%)、がれき類(13.9%)と上位3品目で総排出量の約8割に達していた。
なお、産業廃棄物の再生利用量は約1億7,100万トン(42.8%)最終処分量は約5,000万トン(12.4%)で、これらの数字はいずれも平成10年度とほぼ同程度。
ただし、最終処分場の残存容量は平成12年4月1日現在で、約1億8,394万立法メートルで残余年数3.7年分の厳しい状況が続いている。【環境省】