船舶の安全かつ環境上適正な再生利用に関する国際条約採択される

　5月11日から15日まで、香港において、「安全かつ環境上適正な船舶のリサイクルに関する国際会議」が日本を含めた65の国及び地域、11の機関が参加し開催され、「2009年の船舶の安全かつ環境上適正な再生利用のための香港国際条約」（仮称）が採択された。
　本条約には、船舶のリサイクルにおける環境汚染や労働災害を最小限にするため、船舶や船舶解体施設に関する要件が定められている。
　主に発展途上国で行われている大型船舶の解体は、環境汚染や労働災害が国際的な問題となっており、この問題の解決に向けて、国際海事機関（IMO）は、2005年から新たな条約を策定するための作業を行っていたもの。【外務省】