一般財団法人環境イノベーション情報機構
プレジャーボート利用改善についての報告書を作成 ボートのリサイクルについても検討
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2001.12.27 【情報源】国土交通省/2001.12.27 発表
国土交通省の「プレジャーボート利用改善に向けた総合施策に関する懇談会」では「プレジャーボート利用改善に向けた総合施策に関する懇談会報告書〜プレジャーボート利用の活性化と適正化を目指して〜」を取りまとめた。この報告書では、小型船舶操縦士免許制度の見直しなど、プレジャーボートの安全利用についての問題とともに、環境負荷が小さくなるような利用方法を検討している。
具体的には(1)不法係留船による騒音・景観悪化対策(2)ボートのリサイクル・リユース、(3)水上オートバイの排気ガス・騒音対策などを検討しており、このうちプレジャーボートのリサイクルシステムの確立は、放置廃船が増加していることから緊急の課題となっている問題である。
プレジャーボートは船体に用いられる強化繊維プラスチック(FRP)の破砕が難しく、処理費用が高いことも放置廃船増加の要因となっている。このため国土交通省では、別にFRP廃船高度リサイクルシステム構築推進委員会も設置し、FRP廃船のリユース・リサイクル技術を検討しており、今回の報告書では平成17年度にプレジャーボートのリサイクル制度が運用開始できるよう、これらの取組みを進めていくことが望ましいとしている。【国土交通省】