一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成12年度ダイオキシン類常時監視結果を公表
【健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2001.12.18 【情報源】環境省/2001.12.18 発表
環境省では、平成12年度ダイオキシン類常時監視結果として、都道府県知事・政令市長から環境大臣に対して報告された「ダイオキシン類環境調査結果」を取りまとめた。ダイオキシン類対策特別措置法では、都道府県知事および同法の対象となっている政令市長は、大気、水質・土壌のダイオキシン類による汚染状況の監視結果を環境大臣に報告することとされている。
今回発表された内容によると、大気で全国961地点、公共用水域水質で全国2,116地点、地下水質で全国1,479地点、公共用水域底質で全国1,836地点、土壌で全国3,187地点で調査が行われていた。
なおこのうち、環境基準を超過していたのは大気10地点(1.1%)、公共用水域水質3地点(3.9%)、土壌1地点(0.03%)。地下水質の調査地点はすべて水質環境基準を達成していた。
また底質についての環境基準は制定されていないが、旧環境庁が平成11年度に実施した全国調査の結果と比べて、平均値は高くなり、濃度範囲が広がる傾向が見られた。【環境省】