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環境ニュース[海外]

フランス 容器包装の削減・リサイクル拡大に向け 業界団体等と新たな協定を締結

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2008.11.06 【情報源】フランス/2008.10.23 発表

 容器包装の削減・リサイクル拡大に向け、フランスのエコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省は、10月23日、エコ・アンバラージュと共に、フランス食品産業協会(ANIA)、消費産業連携・調査研究所(ILEC)との協定に調印した。
 環境を保全し、リサイクルの実績を引き上げるため、農業・食品関係企業はANIAを通じ、大規模メーカーはエコ・アンバラージュと共に、同省と6本の協定を締結し、2012年までに一次原料を1700万トン節約し、CO2排出量を1100万トン削減することを目指す。協定の調印には、フランス洗剤・工業用衛生製品協会(AFISE)、ビスケット・菓子組合、フランススピリッツ連盟(FFS)、その他代表的な企業等が立会い、この協定に盛り込まれた数値目標を約束した。この取り組みは、環境グルネル法に掲げられた、2012年末までに、家庭向け容器包装の75%をリサイクルするという目標の達成に貢献する。協定の3本の柱は以下のとおり。
●ゴミの発生抑制の強化
 ゴミの発生抑制(エコ・コンセプション、容器包装の数や重量の削減など)により、5年間で70万トンの一次原料を節約する(1人当たり年間1kgの削減)。
分別収集の促進と最適化
 エコ・アンバラージュと地方自治体による分別収集が、常に最適な形で行われるようにし、今後5年間、毎年320万トンの容器包装リサイクルする(過去15年間のリサイクル量は平均で年間200万トン)。 内訳は、2012年までに、ガラス1040万トン、紙・ダンボール270万トン、プラスチック120万トン、金属180万トン。リサイクル活動の進展は、この分野の雇用にもつながり、28000〜35000人分の雇用が生まれる。
●消費者への情報提供の改善
 企業の約束は、市民や消費者への十分な情報提供があって、はじめて、最良のものとなる。環境影響やリサイクルに関するデータへのアクセスを改善するとともに、最も有用な情報をもたらすためには、分別回収方法の全国的な調和も必要となる。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】


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