一般財団法人環境イノベーション情報機構
戸倉ダム建設アセスへの環境大臣意見受け、猛禽類保全対策を水資源公団に要請へ
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2001.12.18 【情報源】国土交通省/2001.12.14 発表
平成13年12月14日に、環境大臣から「利根川水系戸倉ダム建設事業環境影響評価書」への意見を受け取った国土交通省は、この環境影響報告書について、(1)平成14年1月23日までに事業者である水資源開発公団に対して国土交通大臣意見を伝える、(2)希少猛禽類であるクマタカについては、早急に専門家の指導・助言を受け、具体的な保全対策の検討を行うよう水資源開発公団に要請する−−との見解を発表した。
戸倉ダムの事業実施区域は、尾瀬地域の登山口の一つである大清水の間近にあり、また一部が日光国立公園内に位置する希少猛禽類を頂点とした豊かな生態系が保たれている地域であるため、自然環境への負荷低減が課題となっている。
今回の環境大臣意見でも、クマタカ等の猛禽類の保護をはじめとする自然環境保全に重点を置いており、また水質についての環境監視の充実なども求めている。 【国土交通省】