仏ルノー社初のゼロエミッション車に　ボルロー大臣が試乗

【大気環境 交通問題】 【掲載日】2008.10.20 【情報源】フランス／2008.10.06 発表

　仏ルノー社の最初の「ゼロエミッション車」、セニックZEV H2に、10月7日、フランス　エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省のボルロー大臣が試乗する。ミニバン（モノスペース）タイプのセニックZEV H2は、燃料電池車で、電気モーターで動く。水素を燃料とするこの燃料電池車は、水しか排出しない。
　ルノー社の研究開発ディレクター、ボルトー氏から、サンジェルマン大通りの同省の中庭で車両について説明を受けた後、実際に中庭を走行する予定。セニックZEV H2の技術的な特徴は以下のとおり。
・出力　90 kW
・リチウムイオン電池を使用
・350バールの圧縮水素が燃料
・最高速度：160km/h
・加速：0-100 km/h加速に 14秒65
・連続走行距離：350km（350バールの圧縮水素使用時）
・騒音が少ない:モーターの音がしない、低速で若干の走行音、高速で風切り音程度。
・車内快適性：座席など車内はセニックシリーズと同一のものを使用。
・シンプルな操作：表示部分はセニックシリーズと同じで、水素情報が追加されている。
・重量： 1850 kg
【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】