『沿岸域総合管理研究会』を設置

　国土交通省では望ましい沿岸域管理のあり方を検討することを目的として、有識者からなる『沿岸域総合管理研究会』を設置した。
　沿岸域とは海岸線を挟む陸域と海域の総体を指している。沿岸域では、近年、災害の発生や藻場・干潟の喪失、砂浜の減少、水質の悪化など、環境・防災・利用の側面から様々な問題が生じている。また、地球温暖化に伴う海面上昇による影響も懸念されている。
　これらの問題は沿岸域全体に及んでいるほか、原因が相互に関連しあっているため、国土交通省ではこれらの問題を総合的に捉えていくために、研究会を設置した。
　なお、研究会では（１）沿岸域の現状や取組みの整理と問題点把握、（２）沿岸域に関する国民の沿岸域に関するニーズ把握、（３）ニーズ把握の結果を基にした対応方策検討、（４）（１）～（３）の検討を踏まえた、望ましい沿岸域管理のあり方の検討－－を行う。【国土交通省】