「自動車ＮＯｘ・ＰＭ法」を施行に向け関係政令を改正

【大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.12.11 【情報源】環境省／2001.12.10 発表

　政府は第１５１回通常国会で改正された「自動車ＮＯｘ・ＰＭ法」を施行するため、窒素酸化物（ＮＯｘ）と粒子状物質（ＰＭ）の対策地域の指定や総量削減計画の達成期限について定める「自動車ＮＯｘ法施行令の一部改正政令」と一部規定の施行期日を定める「自動車ＮＯｘ法の一部改正法の施行期日政令」を平成１３年１２月１１日に閣議決定した。
　このうち、「自動車ＮＯｘ法施行令の一部改正政令」では、ＮＯｘ・ＰＭ対策地域として２７６市区町村を指定しており、従来のＮＯｘ対策指定地域が１９６市区町村であったことに比べると、大幅に対策地域が増えた。
　また、「自動車ＮＯｘ法の一部改正法の施行期日政令」では、総量削減基本方針の策定・都道府県知事によるＰＭ総量削減計画の策定については、平成１３年１２月１５日の施行とすること、粒子状物質排出基準設定にあたっての都道府県に対する意見聴取規定については、平成１３年１２月２０日の施行とすることが定められた。
　なお、これと関連して「自動車ＮＯｘ法施行規則の一部改正省令」も定められ、窒素酸化物の総量算定に関する規定が一部改定され、粒子状物質の総量算定に関する規定が定められた。【環境省】