「フロン回収破壊法の施行に向けた考え方」第１次とりまとめ案の意見募集結果を公表

【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2001.12.11 【情報源】環境省／2001.12.11 発表

　環境省と経済産業省は、平成１３年１０月５日まで実施していた「フロン回収破壊法の施行に向けた考え方（第１次とりまとめ）案」についての意見募集の結果と意見に対する環境省としての考え方をとりまとめ、公表した。
　この案は（１）第一種フロン類（業務用冷凍空調機器）回収業者の登録基準や回収・運搬基準、（２）第二種特定製品（カーエアコン）の範囲の考え方、（３）フロン類破壊業者の許可基準・破壊基準等の検討−−などについて考えをまとめたもので、この案に対し８９通の意見提出があった。なお、１通で複数の意見を述べているものを整理すると、のべ意見数２０４件にのぼり、うち「第一種フロン類回収業者の登録基準、回収・運搬基準」についてが１１８件、「第二種特定製品の範囲の考え方」についてが９件、「フロン類破壊業者の許可基準・破壊基準」についてが１４件、「報告徴収・立入検査」が３件、その他が６０件という内訳だった。
　このうち、第一種フロン類回収業者の登録基準に「技術講習の受講など技術要件を加えるべき」との意見については、法律に新たな要件を加えることはできないものの、回収基準で、回収作業に十分な知見を有する者が回収を実施するとの内容を盛り込みたい」と回答している。【環境省、経済産業省】