環境省　「熱中症環境保健マニュアル２００８」　作成

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2008.06.16 【情報源】環境省／2008.06.16 発表

　環境省は熱中症に関する最新の科学的知見や関連情報を紹介した「熱中症保健指導マニュアル」の２００８年版を０８年６月１６日までにまとめた。
　熱中症は「気温が高い・湿度が高い・風が弱い」といった条件が揃った時に体内で生まれた熱と、汗や熱伝導による熱放出とのバランスが崩れて障害が生じた状態のことで、重症になると死亡に至る場合がある。
　「熱中症保健指導マニュアル」はヒートアイランド現象や地球温暖化の進展で、熱中症発症のリスクが高まっているという指摘を踏まえ、環境省が０５年から毎年作成しているもので、０８年版のマニュアルは最新の知見を反映させ、０７年版の内容を更新した。
　「１　熱中症とは何か」、「２　熱中症になったときには」、「３　熱中症を防ぐためには」、「４　保健指導のあり方」、「５　もっと知りたい時には」及び「６　熱中症に対する総合対策の枠組み」の６章構成。ヒートアイランド現象や地球温暖化の紹介のほか、熱中症発症のメカニズムや熱中症が疑われるときの対応、予防策を掲載している。
　マニュアル全文の内容は、環境省のサイトから閲覧できるほか、先着順にて無料配布されている。連絡先は環境省環境保健部環境安全課（電話番号：０３−３５８１−３３５１（代表））。【環境省】