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環境ニュース[国内]

内分泌かく乱物質に関する研究16課題の平成19年度成果を発表 合同成果発表会を都内で開催へ

健康・化学物質 環境ホルモン】 【掲載日】2008.05.19 【情報源】環境省/2008.05.19 発表

 環境省は内分泌かく乱物質に関する同省の取組み方針「ExTEND 2005」にもとづき、06年度に実施した研究(基盤的研究及びフィージビリティースタディー並びに野生生物への影響に関する知見研究)の合同成果発表会を、08年5月27日に東京・千代田区の食糧会館で開催する。時間は10時から15時30分まで。
 「ExTEND 2005」は1998年5月に策定し、00年11月に追加・修正を行った「環境ホルモン戦略計画SPEED’98」に新たな科学的知見を反映させたもので、05年3月14日に公表された。今後の取組みの柱として、(1)実験によって検証することが困難な生態系への影響を調べるための野生生物の観察の推進、(2)生態系やヒトの健康への影響を捉えるための環境中濃度の実態把握や暴露状況の把握、(3)内分泌かく乱作用のメカニズムを解明するための個体レベルと細胞・分子レベルの変化の把握と、両者の関連性の調査、(4)生態系への影響を中心とした評価手法の確立と試験の実施、(5)総合的なリスク評価の実施、(6)将来的なリスク管理検討が可能な体制づくり、(7)正確な情報提供とリスクコミュニケーションの推進−−の7点を示している。
 今回の合同成果発表会では、「ExTEND 2005」にもとづき、07年度に採択・実施した、化学物質の内分泌かく乱作用に関する基盤的研究8課題、基盤的研究の実行可能性調査6課題、野生生物への影響に関する生物学的な知見研究2課題について、研究・調査の成果を発表する(注1)。
 傍聴希望者は、「平成19年度基盤的研究及び野生生物の生物学的知見研究の合同成果発表会傍聴希望」と明記し、氏名、所属、住所、電話番号、FAX番号、傍聴券の送付先(電子メールかFAX使用)を記載の上、20年5月22日17時(必着)までに電子メールかFAXで申し込むことが必要。宛先は日本エヌ・ユー・エス(株)環境設計ユニット・有松千恵/今関悠子(電子メールアドレス:ExTEND2005@janus.co.jp、FAX番号:03−5440−1870)。なお電子メールで申し込む場合は添付ファイルを使わず、テキスト形式で送付する必要がある。【環境省】

(注1)「ExTEND 2005」では、基盤的研究の内容として、(一)化学物質が生態系に与える影響を評価するために必要な、野生生物の基礎生物学的知見の収集、(二)吸収、代謝、排泄などを通じた個体レベルへの影響に関する評価、(三)遺伝子の発現変化など細胞・分子レベルでの作用メカニズムの解明、(四)試験法開発に寄与する基盤的研究をあげている。

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