「万人のための教育」ファスト・トラック・イニシアティブ（EFA-FTI）実務者会合及び関連会合が開催へ

【環境学習 その他(環境学習)】 【掲載日】2008.04.21 【情報源】外務省／2008.04.18 発表

　外務省は、「万人のための教育」（Education for All：EFA）ファスト・トラック・イニシアティブ（EFA-FTI）実務者会合及び関連会合を、4月21日（月）〜4月25日（金）まで、東京（三田共用会議所等）において開催すると発表。
　また、本会合のサイドイベントとして、23日（水）に「EFAの自立と持続可能性に関する国際シンポジウム」を共催し、そこで高村正彦外務大臣が日本の国際教育協力に関する政策演説を行うとしている。
　本会合においては、世界各国の援助国・国際機関、被援助国、教育NGO、民間企業や財団等の教育支援に携わる人々が一堂に会し、初等教育の現状や様々な取組み・経験を共有し、国際社会として推進すべきことなどについて議論を行うとしている。日本は、EFA関連会合でのこれまでの議論や、G8開発大臣会合での議論等も踏まえつつ、同会合での議論への貢献や、議論を通じて得られた成果をTICAD IV及びG8北海道洞爺湖サミットにおける議論にインプットしていくとしている。
　
　なお、「万人のための教育」（Education for All: EFA）では、00年にセネガルのダカールで開催された「世界教育フォーラム」において「2015年までの初等教育の完全普及」など6つの目標（ダカール目標）が採択され、開発途上国における教育の現状を改善し、全ての人々に基礎教育の機会提供を確保すべく行動を起こすことが合意されている。
　またEFA-FTIは、EFAに関するダカール目標及びミレニアム開発目標の一つである「2015年までの初等教育の完全普及」の達成に向けて、02年4月に世銀主導で設立された国際的な支援枠組。EFA-FTIでは、G8議長国が非G8ドナー国とともに共同議長国を務めることとなっており、日本は08年1月より非G8からのオランダとともにFTI議長国を務めている（任期1年）。