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環境ニュース[国内]

環境省 京都御苑の今後の整備計画 策定

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2008.03.27 【情報源】環境省/2008.03.25 発表

 環境省は、平成20年3月25日までに京都御苑の整備・管理に関する将来の指針として『京都御苑庭園基幹施設再整備基本計画』を取りまとめ、公表した。
 京都御苑がもつ歴史的価値を踏まえつつ、地球温暖化対策や生物多様性維持等の課題への対応を考慮した今後の整備・管理に関する考え方を整理するための検討を行ってきたもの。
 本計画には(1) 京都御苑の風致を維持し、苑内に遺る全国に類例のない公家町ゆかりの歴史的遺産等を保護するとともに、その歴史的価値に関する情報を発信 (2) 大都市中心にありながら、オオタカやアオバズク等の貴重種がみられる豊かな生物多様性を保全する場として広大な樹林の適切な育成・管理を推進 (3) 世界での喫緊の課題である地球温暖化問題に対応し、苑内施設の再整備の際、太陽光発電省エネルギー対策等様々な対策を推進 (4) 老人や子ども、国内外からの多様な利用者への利用サービス向上のため、バリアフリー(車いす利用等)対応に配慮した既存苑路の改良や、情報案内にあたっての多言語表示の推進などきめ細かい対策の樹立−−等が盛り込まれている。
 今後は、本計画に対応して、(1)堺町御門門番所等苑内歴史施設の調査、改修、保存、(2)多言語表記による歴史案内看板(京都御苑歴史ふれあいの道)の設定や利用者の情報交流の場(堺町休憩所・公衆便所)の整備、(3)光害対策やCO2発生削減も考慮した苑内外灯の改修等、(4)苑内の中高木約1万6千本の樹木データベースの構築等具体的な事業を実施するとしている。【環境省】

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