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環境ニュース[国内]

京奈和自動車道(大和北道路)の環境影響評価書に対し環境大臣意見書を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2007.11.02 【情報源】環境省/2007.11.01 発表

 環境省は、1・4・3号京奈和自動車道(大和北道路) 及び相楽都市計画道路(1・4・2号大和北道路)に係る環境影響評価書について、平成19年11月1日付けで国土交通省に対し、環境影響評価法に基づき、道路交通騒音に対して適切な措置を求めるなどの環境大臣意見を提出した。
 計画道路は、主に奈良市内の市街地をトンネル構造で通過後、大和郡山市内を高架構造で通過するため、高架部の道路交通騒音や工事中の騒音粉じん等による周辺環境への影響、トンネル部の地下水への影響、換気塔による景観への影響に対する適切な措置を実施するよう求めた。具体的には(1)一部の高架区間で国道24号に遮音壁を設置することとしているが、想定どおりに遮音壁を設置できないこともあり、また、夜間に相当量の大型車が見込まれるため、事業実施段階において騒音の状況を把握しながら、可能な限り現国道へ遮音壁を設置するとともに、住宅等がある区間は必要に応じて追加的な環境保全措置を講じること。(2)奈良インターチェンジ区域では、種々の工事が長期間にわたり行われ、建設機械の稼働等による騒音粉じん等による影響が長期間継続することが懸念されるため、事業実施段階において、影響をより低減させるための措置を検討し、必要に応じて適切な措置を講じること。及び高架部の工事に伴い高い位置から発生する騒音粉じん等の影響が懸念されるため、事業実施段階において、影響をより低減させるための措置を検討し、必要に応じて適切な措置を講じること。
(3)トンネル区間では複数の地下帯水層を通過し、地下水への影響が懸念されるため、事業実施段階において、地下水の状況等を調査するとともに、周辺の既存井戸等への影響について予測・評価し、必要に応じて適切な環境保全措置を検討し、講じること。 (4)南側換気塔については眺望景観の変化が避けられないため、大気や騒音等への影響に配慮した上で、形状等について検討し、可能な限り景観への影響の低減を図ること。−−の4点
 今後は、都市計画決定権者である京都府及び奈良県知事(注2)に対して、国土交通大臣等からこの環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。 【環境省】

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