一般財団法人環境イノベーション情報機構
製紙業における大気汚染防止法の遵守状況の調査結果まとまる
【健康・化学物質 公害予防/被害】 【掲載日】2007.09.19 【情報源】環境省/2007.09.19 発表
環境省は、本年7月以降、大手製紙会社等の工場で、気汚染防止法に基づくばい煙発生施設の排出基準の超過や自主検査記録の改ざん等不適切な管理が相次いだ事態を重く見て、関係自治体に対し、製紙会社各工場での法令の遵守状況について確認を行うように要請してきたが、この程、その結果が取りまとめられた。関係自治体によって調査が実施された製紙工場228工場(146事業者)の内、25工場(13事業者)で大気汚染防止法違反が確認された。
その内訳は、「ばい煙発生施設排出基準の超過」が20工場(13事業者)、「ばい煙量等の測定結果の改ざん」が9工場(5事業者)で、4つの工場では両方の違反が判明した。
違反が判明した事業者に対しては、関係自治体による原因究明及び再発防止措置の徹底等の必要は指導が行われ、現在は全ての工場において基準内で稼働していることが確認されている。【環境省】