一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成13年9月分と2001年上半期の需要電力量を公表 9月は前年同月比7.3%減
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2001.11.15 【情報源】資源エネルギー庁/2001.11.14 発表
資源エネルギー庁では電気事業者の販売電力量に自家用発電設備設置者の自家用自家消費電力量を加えた日本の平成13年9月分と2001年上半期の需要電力量の速報を発表した。平成13年9月の総需要電力量は845億kWhで、平成12年の9月と比べて7.3%減と大幅な減少となった。
要因としては、まず、8・9月の気温が低めで冷房需要が減少した結果、一般家庭で使用された電力が平成12年9月と比べ12.1%という大幅な減少を記録、オフィスビルなど業務用の需要も4.0%減となっていた。これに加え、景気の悪化による工業生産減少により、産業用大口需要も前年同月比4.7%減を記録していた。
一方、2001年上半期の総需要電力量は4,902億kWhで、平成12年の上半期と比べて0.9%の減少となった。
なおこのうち、一般家庭で使用された電力は、8・9月の冷房需要減少などにより、平成12年同期と比べ0.5%減となったが、業務用の需要は契約数増加により1.7増を示した。また、産業用大口需要は景気低迷による生産調整により前年同期比1.8%減となった。【資源エネルギー庁】