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環境ニュース[国内]

ロンドン条約第23回締約国協議会の結果 人工衛星の海上落下は同条約の対象外に

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2001.11.09 【情報源】環境省/2001.10.30 発表

 2001年10月22日から26日までの5日間、英国・ロンドンの国際海事機関(IMO)本部で、ロンドン条約(1972年の廃棄物その他の物の投棄による海洋汚染防止に関する国際条約)の第23回締約国協議会が37か国の参加により開催された。
 今回の会議では、(1)条約の現状報告、(2)手続き事項、(3)条約の解釈−−などが議題となった。
 このうち、ロンドン条約の現状については、現在78か国が条約を批准し、海洋投棄処分の規制強化を図る「96年議定書」についても、締約国13か国を含む15ヶ国が批准しているとの報告が事務局からあった。96年議定書は締約国15か国を含む26か国が批准すると発効する予定。
 また、条約の解釈については、「産業廃棄物」「人工衛星などの海上落下」「魚礁にすることを目的としてものを海中に沈める配置行為」について討議が行われ、このうち、人工衛星の海上落下については、ロンドン条約上の投棄にはあたらず、他の宇宙関係条約の中で話し合われるべき事項であること、「配置行為」については、今後も検討が必要で、次回科学者会合時に関係国からの報告がなされること−−が決定した。
 手続き事項としては、条約事務局の国際海事機関への統合について、ブラジルから提案があり、この件については、今後ワーキンググループを設置して審議することが決まったほか、2002年から2005年にかけての活動を規定する長期的作業計画も了承された。【環境省】
   

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