中国　エコ住宅評価システムを実施へ

【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2007.06.13 【情報源】中国／2007.03.29 発表

　エコ住宅は中国の住宅産業発展の長期目標であり、その目的は、生態環境と各種資源の保護を考慮した上で、住宅の各ライフサイクル(例えば材料の生産、運輸、建造、使用、補修、改造、解体など)での省資源・汚染削減、健康で快適な居住環境、周囲環境との融合調和の3大テーマを実現化することである。
　国際的な流れに従うため、国家環保総局は2004年より『中国環境ラベル製品技術要求エコ住宅（住宅地区）』産業基準の計画を定めた。計画実施のため、国家環保総局環境発展センターは中華全国工商連合不動産商会、清華大学建築学院、北京天鴻園方建築設計有限公司、中国建築科学研究院物理研究所、北京工業大学建工学院を組織し、数年を経て、『中国環境ラベル製品技術要求エコ住宅(住宅地区)』基準の制定、修正、審議を終え、現在認可手続きを求めている段階である。この基準が実施されると、環境ラベルが不動産業界で導入されることになる。
　同基準は主に工事現場での環境計画、省エネ・エネルギー利用、室内環境質、住宅地区水環境、材料・資源の5つの環境影響を採点する方式により、集合型住宅での環境影響の優劣評価を行う。【中国環境報】