Ｇ８首脳ら、ジュニア８サミット参加者と気候変動問題などを討論

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.06.08 【情報源】外務省／2007.06.07 発表

　「Ｇ８ハイリゲンダム・サミット」に参加しているＧ８首脳らは、２００７年６月７日午前１２時３０分頃（現地時間）から約１時間にわたり「ジュニア８（Ｊ８）サミット参加者との会合」に参加し、「世界経済の新課題」、「アフリカ」、「ＨＩＶエイズ・感染症」、「気候変動」というハイリゲンダム・サミットの議題にも関連した４つの課題について、Ｇ８各国およびタンザニアの青年らと討論した。
　Ｊ８サミットは国連児童基金（ユニセフ）、モルガン・スタンレー、Ｇ８議長国による共同事業で、若者・子どもたちを対象にしたＧ８サミットの公式プログラムとして位置づけられている。２つのサミットは並行して開催され、Ｊ８ではＧ８各国と発展途上国から参加した青年らがＧ８の議題について独自に議論し意見を形成した上で、Ｇ８首脳陣と国際舞台にメッセージとして届けることになっている。
　今回の会合でも、Ｊ８サミットで採択された共同声明に基づきながら、青年らから４課題についての意見が表明され、Ｇ８首脳らがそれに応える形で発言していた。
　この中で安倍首相は、気候変動問題に対する日本の新戦略「美しい星５０」を説明するとともに、京都議定書以降の気候変動対策の枠組みに全ての排出国が参加することの重要性を強調。また、クールビズなど、日本の温暖化防止の取組みを紹介しながら、各国がそれぞれ取組みを進めていくことの大切さを指摘した。
　また日本の青年代表として参加した、私立広尾学園の生徒らは、０８年のＪ８サミット開催国の青年代表として「世界が直面するさまざまな問題を、日本と世界の子供たちに伝えていきたい」、「日本で開催されるＪ８サミットのプロセスに、より多くの子供たちが参加できることを期待する」と発言していた。【外務省】