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環境ニュース[国内]

167〜174件めの京都メカニズム案件承認 CDM8件

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.05.28 【情報源】経済産業省/2007.05.25 発表

経済産業省に申請されていたクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクト8件が、平成19年5月21日までに「京都メカニズム推進・活用会議」に承認され、日本政府の正式なプロジェクトとなった。
 CDMは各国の削減目標達成のための市場原理を活用した国際的な仕組み「京都メカニズム」の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。
 日本政府の正式なプロジェクトとなるためには温暖化対策関連省庁のいずれかに承認申請を提出し、関連省庁が共同で開催する「京都メカニズム推進・活用会議」で承認されることが必要。
 今回承認されたのは、(株)東芝が申請した(1)インドネシア・ジャカルタでのガスタービン・コジェネレーションプロジェクト(年平均CO2排出削減量:CO2換算で2.8万トン)、住友商事(株)が申請した(2)インド・グジャラット州スラット市のナヴィン・フッ素化学会社でのHFC23ガス熱破壊プロジェクト(同:280.2万トン)、丸紅(株)が申請した(3)中国・福建省・北津水力発電開発公司での総容量50MW規模の小型水力発電建設・運営プロジェクト(同:14.4万トン)、三菱UFJ証券(株)が申請した(4)インドネシア・スマトラ島ドウマイ市のパーム油貯蔵ターミナルでのバイオマス熱電併給施設建設・運営プロジェクト(同:7.8万トン)、(5)中国・江蘇省のセメント工場での廃熱回収・発電プロジェクト(同:7.8万トン)、三井物産(株)が申請した(6)中国・遼寧省鉄鈴市での炭鉱メタン(CMM)の都市ガス利用プロジェクト(同:86.6万トン)、東北電力(株)が申請した(7)中国・四川省巴中市での最大出力1万9,800キロワットの水力発電所増設プロジェクト(同:7万トン)、東北電力(株)が申請した(8)中国・雲南省麗江市での最大出力3万2,000キロワットの流れ込み式水力発電所建設プロジェクト(同:11.4万トン)。
 日本としては167〜174件め(注1)の正式な京都メカニズム承認案件にあたる。【経済産業省】

(注1)19年5月16日に165番目のプロジェクトと発表されていた、ベトナムでのプロジェクト(19年4月承認、申請者:前川製作所)が、19年6月22日付けの記者発表資料(http://www.meti.go.jp/press/20070622004/20070622004.html)で、
17年1月承認のNEDO申請プロジェクトと同一であることされ、番号が14番目に統合されたため、プロジェクト件数を当初の掲載内容(168〜175件め)と変更している。

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