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環境ニュース[海外]

中国初のハイブリッド車国家標準を発布

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2007.05.17 【情報源】中国/2005.07.29 発表

 国家標準化委員会が公式ホームページ上で発表した内容によると6件のハイブリッド車国家基準が2005年10月1日から実施される。ハイブリッド車の生産を検討しているいくつかのメーカーは、数日前にすでにこの基準を受け取っていると表明した。中国初のハイブリッド車が年内に登場する見込み。
 中国自動車研究センター基準研究所の責任者によると、同標準は2年半前に起草が開始され、昨年末に完成した。トヨタのハイブリッド車標準の大部分は国際基準であるため、今回の新しい基準の一部にはトヨタのハイブリッド車製造基準が採用された。
 これまで中国にはハイブリッド車に関する国家基準がなかった。安全性テストを含め根拠となる基準がなかったために、ハイブリッド車販売ができなかった。業界関係者によると、この時期での基準の公布により、最も利益を受けるのはトヨタである。新基準の実施日は10月1日で、トヨタと一汽の計画では、プリウスは10月前後に生産ラインが組まれ、年内に国内市場に出回る。
 トヨタ以外に、チェリー・長安・華普等いくつかの大手メーカーは独自のハイブリッド車を“密造”している。今年初め、長安集団はハイブリッド車の開発はすでに試作段階に入ったと表明した。次いでチェリー自動車と華普自動車の国内メーカーもハイブリッド車の開発に入ったと表明した。原油価格の上昇に伴い、世界的に省エネタイプの自動車に対するニーズは高まっており、今後各メーカーはハイブリッド車に着目し、市場競争は激化すると思われる。【中国環境報】

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