一般財団法人環境イノベーション情報機構
想定外の制御棒引き抜け事故を国への報告対象に追加へ 発電用、研究開発用原子炉の設置・運転規則改正案で意見募集
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2007.05.08 【情報源】原子力安全・保安院/2007.05.07 発表
原子力安全・保安院は「実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則」と「研究開発段階にある発電の用に供する原子炉の設置、運転等に関する規則」の改正省令案を平成19年5月7日に公表し、この案について19年6月5日まで意見募集を行うことにした。この改正案は、経済産業省からの指示により各電力会社が行った総点検の結果、原子炉停止中に起こった想定外の制御棒引き抜け事故が10件判明したことを受け、想定外の制御棒引き抜け事故を、国への報告対象に追加しようとするもの。
意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。宛先は経済産業省原子力安全・保安院原子力防災課(住所:〒100−8986東京都千代田区霞が関1−3−1、FAX番号:03−3580−8539、電子メールアドレス:qqnbbi2@meti.go.jp)。締め切りはFAX、電子メールの場合は5日午後6時まで。郵送の場合は同日必着。【原子力安全・保安院】
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- 第21回原子力安全委員会定例会議(平成19年4月2日)配付資料・速記録(志賀原子力発電所1号機における平成11年の臨界事故及び制御棒の想定外の引き抜け事象への対応について検討)
- 経済産業省/資源エネルギー庁 e-原子力:《原子力発電所の安全確保対策》トラブルが発生したときの対応 原子力発電所におけるトラブルの報告基準
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