１９年のさくら開花予想、第７報を公表　北海道地方は平年並みの地点が多い見込み

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.04.19 【情報源】気象庁／2007.04.18 発表

　気象庁は２００７年４月１８日、「北海道地方のさくらの開花時期は、平年並みの地点が多い見込み」という０７年さくら開花予想第７報を発表した（注１）。
　桜の開花は気温が高いと早まり、気温が低いと遅くなる。北海道地方の２月からこれまでの気温は、３月中旬と４月上旬を除いて平年より高く推移していたが、４月中旬は気温が平年より低く、下旬以降はほぼ平年並みとなる可能性が大きいことから、さくらの開花が平年並みと予想されたもの。
　北海道地方の１３地点の開花日をそれぞれ予想した内容では、平年より３日以上早い開花とされた地域は、室蘭と函館の２地点で、逆に、網走と紋別が平年より３日以上遅くなると予想された（注２）。
　なお、４月１９日までにさくらの開花が確認された地域は、南は種子島（鹿児島県）から北は秋田（秋田県）まで６１地点にのぼっている（注３）。【気象庁】

（注１）１９７１年から００年までの３０年間の累年平均値。さくらの開花予想では、平年値との差が２日以内の場合に「平年並み」、平年値より３日以上早い（遅い）場合に、「早い（遅い）」、平年値より７日以上早い（遅い）場合に「かなり早い（遅い）」と表現する。なお、北海道地方ではソメイヨシノの生育地が限られているため、他地域とは異なり、エゾヤマザクラ、チシマザクラを開花予想の対象種としている地点がある。
（注２）この４地点の開花予想日は、函館が平年より４日早い４月２９日、室蘭が平年より３日早い５月５日、網走が平年より３日遅い５月１６日、紋別が平年より４日遅い、同じく５月１６日。
（注３）これ以外に、１月から２月にかけて、沖縄県の５地点と鹿児島県・名瀬でヒカンザクラの開花が報告されている。