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環境ニュース[国内]

輸出に承認を必要とする有害化学物質リストに水銀を追加 

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2001.10.23 【情報源】経済産業省/2001.10.23 発表

 経済産業省では、平成13年10月26日付けで輸出貿易管理令の一部を改正する政令を公布する。
 今回の改正点は(1)石油・石油製品の輸出について輸出貿易管理令の承認制の対象外とする、(2)輸出に承認を必要とする有害な化学物質リストの中に水銀を加える−−の2点。
 このうち石油・石油製品の輸出の承認制廃止は、石油業法を廃止する「石油備蓄法」の改正などが成立したことや、規制改革推進3か年計画で輸出承認制度の廃止が決定していることによる措置。なお、アンゴラ向けの石油・石油製品の輸出は、国連安保理の決議により供給禁止措置がとられているため、例外的に輸出承認制を継続する。
 また、輸出に承認を必要とする有害な化学物質リストの中に水銀を加えることについては、リスト作成の根拠となっている国連環境計画の「国際貿易における化学品の情報交換に関するロンドンガイドライン」の中で、「水銀化合物」に「水銀(単体)」が含まれると解釈されているため、水銀についてより明確な輸出管理を実施するための措置。「水銀化合物」はすでに承認の対象となっている。
 「ロンドンガイドライン」は有害化学物質の貿易について、あらかじめ輸入国に輸入についての同意を確認した上で取引を進めるための手続きについて定めている。【経済産業省】

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