一般財団法人環境イノベーション情報機構
厚労省が中皮腫発生動向把握のための研究に着手 一般住民を対象にした健康調査の予備調査実施へ
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2007.02.23 【情報源】厚生労働省/2007.02.22 発表
中皮腫(注1)発生動向把握のための研究の一環として、一般住民を対象とした健康調査の実施を予定している厚生労働省は、この健康調査の予備調査を、平成19年3月1日から4月30日まで、全国6か所の協力機関で実施することにした。検査協力機関・部署は、(独)労働者健康福祉機構の東北労災病院地域医療連携室(宮城県)、千葉労災病院アスベスト疾患センター(千葉県)、富山労災病院アスベスト疾患センター(富山県)、関西労災病院アスベスト疾患センター(兵庫県)、香川労災病院医事課医事係(香川県)、熊本労災病院医事課医事係(熊本県)。
また調査対象となるのは、過去に石綿関連疾患の検診歴や治療歴がない一般住民で石綿関連疾患に関する検査を希望する人。検査費は無料。
予備調査に関する詳細情報は今後、厚生労働省、国立がんセンターがん対策情報センターのホームページに掲載するほか、3月からは、全国に286ある、がん診療連携拠点病院の相談支援センターでも入手できるようにする予定。
(注1)中皮腫はその発症原因のほとんどがアスベストによるものとされている。【厚生労働省】